藤圭子さんが。。。
歌手の藤圭子さんが亡くなりました。
私にとっては宇多田ヒカルのお母さんというイメージですが、、、
いまこうして聞いてみると、辛く悲しい思いをしている人達にそっとよりそうようないい歌ですよね。
人間にとって、無視される事がいちばん辛い事なのだそうです。
高度成長期イケイケドンドンあっぱっぱーの中で
取り残され、むしられ、泣いている人たちに、光をあて
力強い歌声は、どれほど勇気になったことかと思いました。
2013年、この現代にもポジティブ前向きって駆り立てて
辛い思いをする人達は、取り残されているわけで、、、
将来に絶望して飛び降りてしまった方、そのご家族。
支援のために来たのに、あまりの激務に自ら命を断ってしまった方。
介護の辛さに毎日死のうかと悩む方、、、
調査の中で様々な人に出会います。
お会い出来た方にはなるべく丁寧にお話を伺うようにしています。
だけど、辛い思いをしている人、ぜんぶを支援できるほどの力はありません。
もし、いま、彼女が活躍していたら、この人達に光をあてるような
よりそう歌を歌ってくれたのかなあ、、、と思いました。
彼女の私生活はほんとうにもう、むちゃくちゃで
人間関係をつくるのが下手くそで、いつもひとりぼっち。
お酒にギャンブル、眠れない日々が続いていたそうです。
そうした弱点をカバーしてくれる人がいて、すばらしい仕事ができるようになった。。。
才能があって、大きな欠点があって支えあう人達がいて。
でも仕事がなくなった時に、支えが急になくなって、どうしたもんだったんだろう。
いろいろ考える事のある事件でした。
ご冥福をお祈りします。