私はバナナを食べたい!
バナナん、バナナん、ばーなーなー^^
おいしそーなバナーナが天井からぶらさがってますねー^^
やっほーい!ゲットだぜー♪
そのとたん!!!!
四方八方から目ん玉ひんむいた奴らが襲いかかって来た!!!
ウキー!ウキャキャキャ!!!!ムキャー!!!!
バリバリボカスカぎゃあああああーーーーー
なにがなんだかわからない・・・・
初日はこうして先輩方のきつい制裁を受け・・・
全身ぼろぼろになり・・・
やさしく差し出されたドックフードを水でふやかして食べたのでした・・・
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私は楽しい事が大好きです。
大きな声で歌い、全力で走り回り、知らない土地へ旅することが大好きです。
その一方で、私の人生には、いじめや自殺がつきまとっています。
これはなぜか。それを知りたくていまたくさんの本を読んでいるところです。
バナナと猿の話は、神田昌典さんの洋書トライアスロンというオーディオブックで聞きました。「THE ART OF NON-CONFORMITY」という本です。
いじめはなぜ起こるのか。
その実験を猿で行ってみたそうです。
猿の群れに最初はおいしいバナナを食べさせておいて
あるときから、バナナに手を伸ばすと冷たい水をあびせてしまう。
しかも、その一匹だけでなく、全部の猿にです。
これを続けると、バナナに手を伸ばすと全員が制裁を加えるようになります。
さてここで、一匹の猿を新しい猿と入れ替えます。その新しい猿はバナナをとろうとしますよね。
そうすると水をかけられたくない猿は問答無用で新猿に制裁を加えます。
そして、一匹ずつ猿を入れ替えていくと、ついには誰もびしょぬれになった事がないのに、新しい猿がバナナに手を伸ばすとボロボロにしてしまう、という群れができあがり・・・そして誰もバナナに手を伸ばさなくなります。
なぜ、楽しそうにしていると制裁する人がいるのか。
実際にいじめをしている人に話を聞いた事があります。
その人の人生は恐怖で作り込まれていました。
職場で笑い声なんて迷惑にきまっている。迷惑をかけたら自分も一緒に仕事をなくするかもしれない。誰もみんなほっといているなら、自分がやらなきゃいけないんだ。みんなのためなんだ。
そうして小さな体をもっと小さくして生きていました。
誰が彼女に、笑うと恐ろしい事が起こるって教えたんだろう。
でもそこで起こった事は、たった1人の恐怖が職場全体を支配して、そこでは新しい発想も産まれず、仕事は滞るようになり、売上げはぐんぐん落ちていくという結果でした。
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同じような事が何度も起こりました。
大抵は空中分解していきましたが、すこしずつ理解しあえるプロセスに入れた事もあります。そこでは、暖かくなごやかな人間関係が育まれていました。
私はバナナを食べたくて、手を伸ばしては何度もズタズタにされてきました。
何度も何度も失敗して、ようやくわかった真実は、バナナを1人で食べるのはまず難しいって事でした。
みんなにバナナは安全だって信じてもらう。
バナナが安全だって根拠を示して、作戦をたて、納得してもらう。
最後に、みんなにびしょぬれになってもいいって覚悟してもらう。
自分だけバナナを食べようとするとズタボロです。
まず、暖かくなごやかな人間関係を作る事が必要なんです。
クレーマーや炎上事件が次々にニュースになっています。
恐怖が恐怖を呼んでいます。きっと最初の恐怖はうんとちいさな種だったのではないでしょうか。
暖かくなごやかな人間関係をつくることができれば
この息苦しい世界を変える事ができる、きっとできるって思います。
バナナん、バナナん、ばーなーなー^^