にっちもさっちもいかない世の中をどうにかする方法を聞いてきました。
「ここは田舎だから、無理なんだ。」
「目立つと叩かれるから、じっとしてるんだ。」
「八方手詰まりだ。いったいどうしたらいいんだ・・・」
いまから150年前の話です。
いまよりもっと閉鎖的だった時代に人々を熱狂させ、つなぎ、再生させた人物がいました。
坂本龍馬という人です。
ドラマ『JIN‐仁‐』の内野聖陽。かっちょええ!!!
いまよりずっと意見が言えない世の中で
いったいどうやって人を動かしたのか?
聞いてきました。
昨日、お会いしたのは竜馬ネットワークの田内さん。
たのさんは、岩手の企業を応援しにびっくりするほどしょっちゅう東北にこられている方です。
当時は徳川幕府から派遣された山内家を始めとする「上士」が昔ながらの地元連盟、長宗我部家を始めとする「下士」を締め付けており、それを改革しようとする勢力はことごとく潰されて行くという最悪の世の中だったそうです。
その中で竜馬が徹底したのは
「メリットだけを言う」
争うのは、潰しあうのは、お互いに理解が無いからだ。
理解をしあうには、まず交流が必要だ。
人々はメリットがあれば交流する。そうすれば自然に理解が深まる。
竜馬のご先祖様は武士だったのですが、負けてしまい、このままでは江戸の時代を生きて行かれないので商人に転職したのだそうです。武士から下士へ。くやしいよね。どうやったら、また自分達の時代を築けるんだろうって必死で考えたんだと思います。そうして何と400年も代々ねばりづよく試行錯誤を続けて、哲学が生まれます。
人は何で動くかーそれは利益だ。それが続くには大義が必要なんだ。
反対すると、反対される。だから反対しない。
まずメリットからはじめる。理解をしあう、信頼関係を築く。
そうやって、改革を成し遂げました。
竜馬はだけど、その途中で暗殺されてしまいます。
竜馬式「にっちもさっちもいかない世の中をどうにかする方法」は
だからまだ、未完成なんだと思います。
その続きを書くのは、私達なんだろうなって思いました^^
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