読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぼくはお金を使わずに生きることにした

被災地の調査には貧困問題がついてまわります。
だけども、なぜか困窮と貧困の相関があまりない地域が時々あります。

経済的に貧しい事=不幸になっていない。
経済的に豊かな事=幸福になっていない。

どういう事なんだろう???

ふつうは収入と幸福度は比例するんですよ???



第2部 これを超えると不幸になるらしい「年収900万円=最大幸福」説は本当か? 全角度調査「収入」と「幸福度」の相関関係 | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]




 そういう地域をよく見ていくと、お米や野菜を自分たちで作って、たくさんとれたら分けて、仲間達で一生懸命働いて、お魚がたくさんとれたら分けて、おかずやお菓子もたくさん作ってわけて。お祭りが楽しみで道具も衣装も自分たちで作って、山にのぼって、海であそんで、おちゃっこしたり宴会したり、、、、お金をつかうヒマがないから、自然に貯まるし。。。羨ましいと思いました。

 貧困状態の人たちを見ていくと、そうした仲間とスキルがないために、食べ物はコンビニか食堂に行かなければいけないし、お金を払ってマンガや映画を見なければ楽しい事もない。友達もお金をはらってパーティに行かなければ見つけられない。すべてにお金がかかる状態で、そこから何らかの事情で収入が途絶えて、マイナスに突っ込んでいく時。貧しさが困難を雪だるま式に大きくしているのです。

だったら、もしもお金がなくなったら???

この本はその実験を一年間やってみた結果です。

ぼくはお金を使わずに生きることにした

ぼくはお金を使わずに生きることにした

 山にいって山菜をとる為に教えてもらいに行く。スーパーの廃棄食材をもらうために、礼儀正しくお願いしにいく。自分のチャレンジをわかってもらうために、無料でもらった食材で無料のパーティを開く。そのためにシェフ、場所、段取り、集客、さまざまに手伝ってくれる人にお願いをしていくーやってみたいって言わせるくらいすっごい楽しい感じを演出する。無料で移動するためにヒッチハイクをする。乗せてくれた人を楽しませる。お互いよかったって思える所で下ろしてもらう。

 お金ってのは、モノやサービスを楽に手に入れる為の仕組みなんだって事が、逆にくっきりはっきり見えてくるわけです。

 お金に頼らずに、モノやサービスを自分が手間ひまかけること、それにコミュニケーションを丁寧にしていくこと・・・で手に入れる事ができるようになると、そこには助け合うコミュニティが育っていくわけです。それがまったく、三陸はじめ、あちこちでみてきた田舎のコミュニティそのもので。外国の人が一年かけて実験した結果、同じようなコミュニティができたってのが、とても面白かったです。

 それにしても、お金に頼らないで生きるってすごいスキルが要りますよね。そうしたものを少しずつ身につけていく、ということをやってみたいと思いました。