復興したと思ってる?
岩手にいると震災のことを話さない日はありません。そういう仕事についているという事もあるけれど、毎日ニュースで、新聞で、復興の事を何かしら目にしています。
だから東京に行くとびっくりします。震災は過去の事になっちゃっているし、津波の日のイメージで止まっている。
私はどうだろう?
見てきた事を伝えられるようになりたい、という目標を持っていたけれど・・・
どの位達成できただろうか?大して出来ていないじゃないか?
苦しそうに仕事をしているなんて、あなたらしくない。これにはドキッとした。
岩手にいると復興は日常だし、東京にいくとそんな事よりもっと楽しい事しようよってなる。
復興に関わっていると貧乏になるよ、こっちでしっかり稼いで復興を支援するほうがいいんじゃない?と心から心配してくれると、ぐらりとくるものがあります。
昨日の手帳に書いてあったこの言葉。
「後から参入する者に、場所なんか空いていないのだ。空いているとしても最悪の場所だけだ。前々からそれをやっているものがめんどくさいから手を付けていない場所が、少しだ。新しいなにかが産まれるのは,場所なんかもらえなかった者たちが苦し紛れに、「これしかない」とやったことからだ。場所なんか空いていると思わない方がいいのだ、居心地の悪い座ればケツの痛くなるような荒地だけが、新しい人がスタートを切れる場所だ。」糸井重里の今日のダーリンの中で。
ぐらぐらした不安定の中で、どっちに進めば行き着く先があるのか分からない・・・。だかしかし!不安定の中で生きるのは、得意中の得意なのだ。まずは3ヶ月、目標に向かって進む。そこで得られたものをもとにもう一度どうするか考えよう。
今年はじめてのタンポポが咲いていました。