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馬上の旅人〜シルクロードを馬で旅するなんて夢みたいな事ができるんですね〜

 シルクロードを馬で旅したい!そんな夢みたいな旅を実現させた方の手記です。

 著者の張宇さんは日本の大学に留学しているときに思いたち、大学の夏休みごとにモンゴルにわたり、馬をあつめ、キャラバンを編成し西へ西へと向かうのです。


 モンゴルに行けば旅する馬に出会えるだろうー
 最初は簡単に考えていたのですが、馬の国モンゴルでも車やバイクにとってかわられ、肝心の馬に出会えない。かつての騎馬民族は都市の周辺のスラムで貧しい定住生活を強いられている。アボリジニ、インディアンに続いてまたしも似たような本をひいてますね^^;

 それでも探しているうちに、昔ながらの馬を駆る人に出会い日本に帰って有志をつのりキャラバンを結成し、旅がはじまります。

 以前に牧場で馬にえさをあげたことがありました。
大きな袋に10Kg、ロールした干し草をつめて馬房に運びました。日本でもし馬の旅をするなら、各地に馬スタンドを作って干し草を食べれるようにしなきゃねと笑ったものですが、モンゴルでは夜のあいだに馬が草原の草をもぐもぐお腹いっぱいたべるのです。草原があるかぎり馬はどこまでも走って行けるのです。いいなあ。

そこから先は馬とともに。
ときにお祭り、競馬にでたり
地図にない遺跡にめぐりあえたり
ウイグルのバザールでいまも昔も宝石を売るおじいさんに出会い
カザフスタンでは草原の馬から砂漠の馬に乗り換え
通行料を賭けて勝負したり、
すばらしい馬に出会ったりー

 疾走する馬とともに走り出したい気分になりました。

 いいなあーとロマンチックにな気分になる一方で幾つかの地名は今、戦争をしていて行けないんですよね。。。

 馬とともに草原に生きる騎馬民族の暮らしを、市場経済の波が無惨に破壊してしまったと嘆くのですが、旅の途中でこう気づいたというシーンがあります。

「支配する側が自由になれば支配される側は自由を失って来た。
しかし人馬一体になれたとき、人も馬も同時にそれまでにない大きな自由を手に入れる。」

 美しく生きる、それだけじゃなく強くてしなやかに、なれたらいいなと思いました。