もしも岩手山が爆発したら。防災リーダー育成プログラム4回目は火山と土石流でした。

6月27日土曜日、防災リーダー育成プログラムに参加してきました。
テーマは地学②。火山と土石流でした。

火山の世界では「新しい」が6000年!
地学このスケールのでかさが面白いんです^^
(前回の地学①では最近の宇宙では、の最近が50億年でした)

地球を一辺が数千Kmのちょうでかいバズルピースで作ってねっとりしたマントルの上に浮かべます。マントルは地球の中心からあたためられてある所では浮かび上がり、ある所では沈み込んでいます。その上に陸地がぷかぷか浮きながら押し合いへし合いしています。


陸地同士がぶつかったらどうなるか?
透明な箱に小麦粉とココアが綺麗な層になる様に重ねて横から均等にぎゅーっと押します。そうするとあるタイミングでナナメにすぱっとずり上がります。さらに力を加えていくと、くねくねと層がおりたたまれていきます。


これと同じ地形をさがしましょう!
かんたん立体視~(正式名称が・・・ノートとってない!)

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それは岩手大学の近く、矢巾のあたりにありました。
スケール的には岩手全体を横から均等に。ぎゅーっと爪がのびる位の早さで100万年くらい!じんわり押し続けるという、えらいきの長い話です。

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午後は火山について。
ぎゅーっと押すと圧力がどんどん高まって、耐えきれなくなるとばりんと割れます。割れると圧力が一気に解放されてブワーっとなります。これが火山の爆発です。


今回はコーラにメントスをいれました。


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ペプシNEXはスゴい勢いで一気にきましたが,コカコーラ(去年買った一年もの)はゆっくり盛り上がりました。このように、どんな風に爆発するかは地下のマグマの微妙な違いでずいぶん違うので予測はとても難しいのです。

火山の爆発の模擬実験です。

そして岩手山のふもとにあるイーハトーブ火山局へ。


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前回(江戸時代)の噴火を参考に防災計画を立てています。その時は3月だったので噴火で一気に雪がとけ土石流が滝沢へ。北上川を伝って盛岡へ。甚大な被害と大気中に舞う火山灰により飢饉となったそうです。


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ちなみに6000年前は岩手が全滅するクラスの爆発があったそうです。

動物もしばらく住めないほどの・・・!!!
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そんな超まれにしかおこらない噴火への対策は 「逃げる!」
数百年に一度あぶないけれど、やっぱり温泉につかりたい。
火山のふもとは田畑にするのにとてもいい。
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なので、いざという時なるべくはやく逃げること。
飢饉がやってきても十分な支援ができるようにしておくこと。
数百年に一回は危険にさらされる事をしっておく事。
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いまできる最善を一歩ずつまえに。
宮沢賢治がかんがえた事が引き継がれているんだなあと思いました。