防災リーダーその1、人力で地震を起こして地面の様子を観察してみました。

岩手大学の防災リーダー育成コース。
本日は地震その2。

前回は地震にはP波とS波があって、それを丁寧にはかると地球の様子がわかる・・・ということを学びました。

今回はそれのちいさい版。人力で地震を起こして地面の中を知るというものでした。

まずはこんな装置を地面にならべて・・・

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おもいっきり地面を叩きます!!!

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その波動を地面に並べた受信機でキャッチして・・・
どのくらいの早さと強さで波がやって来たかを計ります。

受信機は1Mごとに25個並べましたので
速く届いた所には固いものが、ゆっくり届いた所には柔らかいものがある、というわけです。
この結果を特製のコンピューターにいれると!
ここの大地が固いか、やわいか、地下には何がうまっているかを映像にしてみせてくれるのです。

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大学の地下にはとくになにも埋まっていませんでした。
(なにか埋めとけばよかったですね!)

たとえば古い堤防をこうして調べてみると長年のうちに堤防の中がぐずぐずになっていた・・・ということが簡単に調べられるのだそうです。

なのでご自分の周りで心配なところがあったら調べて見ましょうとのこと。
少なくとも25回、ハンマーで地面を叩くとなると、かなりの体力がいりますが
もしも気になる所があったら調べる事ができる。これは覚えておこうと思いました。