0円で生活してみら、幸せが続く人達の共通点が見えてきました。
「そういえば、0円で生活するってどうだった?」
久々の友人とあって、またまたコレ聞かれちゃいました。この話題、気になるんだなあ^^;
あの時は、進学について考えていた時期でした。もう一度、しっかり勉強をするとしたら4年分の生活費と学費を確保しなければなりません。総額1000万円をどうやったら最短で稼げるだろうかと考えていた時、目に入ったのがこの本だったのでした。
- 作者: マークボイル,吉田奈緒子
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2011/11/26
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 121回
- この商品を含むブログ (34件) を見る
ためしに一週間チャレンジしてみてわかったのは。ケチケチ節約するより、0円で生活するんだって目標を立てた方が気持ちが楽!ということでした。もう今週はお金を一切つかわないってきめた。財布を家において行きます。そうすれば一切悩まなくてすむんですね。
電気も使わない!って決めてしまえばブレーカーを落とせます。節電よりよっぽど楽です。ガスと水道は仕方ないです。ふつうのマンションなので。
この本には一番大変なのが水汲みだったとありました。特にトイレに新鮮な水を流すなんて贅沢すぎると思ったそうです。たしかにたしかに。お風呂の水でトイレを流し、洗濯をするようにしました。(いつか井戸と薪のある家に住みたいですね^^)
やってみて一番大変だったのが
「冬は寒い!!!」
いわての冬は寒いんですよ!!!
部屋の中がたちまち零下で凍り付きます。すっごい厚着してまるくなる事しかできません。電気を解禁して、こたつに入った時「うっわ〜幸せ〜」って心から思いました(笑)
一週間お金を使わないで生活してみて、無理せず続けられる事は続ける事にして、きついことはレベルアップしてから再挑戦することにしました。
○続けること
・自炊
お弁当を作ってもっていくこと。美味しいし、元気になるし、最高♪
コンビニのおにぎりが不思議と脂っこく感じるのです。
忙しい時に2、3日なら続いてもいいかなと思います。
・髪はお湯であらう
これは大発見!髪がもっふもふになりました。
美容師さんに「そろそろエイジングケアをしなくちゃね〜」と言われていたのが
「ええっ、どうしたの!なにしたの!?」って問いつめられる程(笑)
・たまには財布をもたないで出かけること
つい買っちゃうんですよね。
家の中に備蓄していた缶詰とか、麺類とか、工夫しながら食べて行ったので
無駄に買い物していたものもここでいったんリセットができました。
・たまにはろうそくの光で生活すること
ゆらゆらの光の中にいると、心が静かにおちついてきます。
ぐっすりと眠り、すっきりと起きられるようになりました。
・トイレはお風呂の水で流す事
エコだしね♪
○今後チャレンジしていきたいこと
・火の扱いをマスターすること
薪わりとか、炭火を起こすとか、暖炉にくべるとか。
おばあちゃんに聞いたところ、ガスが来る前はみんなできたんだそうです。
薪は時間がかかるから、大変だよーとのこと。
・必要なものをお金をつかわずに手に入れられるようになること
畑をもつ、山菜をおぼえる、釣りをおぼえる。
自然と仲良くすること。人間関係を豊かにしていくこと。
ケンカしない。悪口をいわない。頼られる人間になること。
・夢中になれる大好きな事をみつけること。
カメラとかギターとかほったらかしだったけどこれを機に再挑戦!
本も読むだけじゃなく、書いてみると面白い。ど素人ながらも友達に見せるくらいならOK。
料理とかお茶とかお菓子を作るのもいい感じ。近所を探検するのもなんだか楽しいです。
0円で生活するってワクワクして面白いです。原始人になったみたいで、工夫したり見つけたり。0円で何かできると「やったぜ!」って、達成感がめちゃめちゃ高いです!
持続可能な生き方ができるようになりたいという気持ち。自分ら世代で抱えている人が他にも沢山いるんじゃないでしょうか。
年金がもらえないかもしれない、年をとったら悲惨な事になるかもしれない。そもそも非正規雇用で不安定な生活を送る人がどんどん増えているし、雇われていてもいつ首になるかもしれない。いつまでも給料はあがらない。
その一方でテレビやインターネットの広告はキラキラして幸福そうで。でもそれはお金と引き換えなので、買ったときは幸福だけれど続かないのです。いまの幸せが続かない、それが想像できたとき、底なし沼みたいな怖さを感じました。
身もフタもない話ですが、震災から3年たって元気に希望を感じて暮らしている人は収入に関わりなく「今よりよくなる」「今の生活が続く」と思っている人達でした。どんなにお金を持っていても貯金を切り崩している人たちは苦しいと感じていました。年金をもらえると思ったら死にたい気持ちが治まったという方がいました。いまの幸福を守る為なら自分を犠牲にすることも厭わない人は枚挙にいとまがありません。そして幸せが続いて行くんだと思う人が、家族を、地域をだんだん豊かにしていっていました。
統計ではもう1つ興味深い事があって、それは収入の大小に幸福度があまり関わりなかったということでした。一般には収入が多い程幸福度が高いとされていますが、実は持続可能な生活をしているか否かなのではと考えています。復興後、全てにお金がかかる生活を余儀なくされてしまった人達のプレッシャー。震災復興でこれまでの文化を大切にできた地域の幸福度の高さ。
0円生活にチャレンジしてみたら、思いがけず豊かさのひみつに触れたような不思議な感じがしています。とはいえまだまだ初心者です。正直一週間でもかなりキツかったです。まずは1日、2日。楽にこなせる事をめざして、だんだんレベルアップしていけばいいかなあと思っています。