冒険の旅にでたい!(進路相談)→ 自分はどう?

ええっと。
学生っておもしろいです。
今日は冒険の旅にでたい!という進路相談(謎)でした。

旅の神様におまいりして
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散歩しながら不思議スボットをめぐり
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ざんねん、またこよう!
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冒険の旅にでたいっていう相談だったのですが、話をきいているうちに、自分も冒険の旅にでたかったことを思い出しました。

やらなきゃいけない事をやっているうちに、旅に出ることなんてぜんぜんなくなってしまっていました。

英語ができないから、仕事がいそがしいから、お金をかせがなくちゃいけないから
誰かのためにここに居なきゃいけないから、責任を果たさなくちゃいけないから
意地とかプライドがあるから、そんな事して将来不安だから

そうこうしているうちに、10年たち,20年がたちました。

でも今なら。ひょっとして?

10年前より、20年前より、自由な今なら?

今日来てくれてありがとう。
なんだか忘れていた事を思い出したような、最後のチャンスがめのまえに来たような感じがしています。

ボランティアできたかた、一度は被災地にいこうと思っていた方、おおつち感謝祭にいきませんか?

おおつち感謝祭のご案内を頂きました。

日時は1月30、31日の土日ですね。
おおつち感謝祭を開催します! | 復興まちづくり大槌株式会社

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私は2日目の「復興現場めぐり」
これはぜひ,行きたいです。
しょっちゅう現場に行っていますが、実際にどうやって土を盛って堤防を作っているのか。壊れた町をどう立て直すのか。地元の方向けの説明会は何度か開催されましたが、外部の方向けの説明会は初の試みではないでしょうか。復興がいまどんなようすなのか。ぜひ見ていただきたいです。

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同時開催の大槌郷土芸能祭。
沿岸のお祭りはいつもすごいと思います。
色とりどりで鮮やかなシシたち。あばれるトラたち。うなる神様。
リアス式海岸の複雑な湾の一つ一つに独自の物語があり、何百年も継承していること。
何百年前もの事を踊りで継承していると、自分の人生の時間、人の生き死にが宇宙のなかの一つなんだと感じてくるのだそうです。そういう事を子供の頃からほぼ全員がなんらかの形でかかわりあっていること。沿岸の方達の心の粘り強さはここからきているんだろうなと思います。

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ボランティアできたかた、一度は被災地にいこうと思っていた方、とてもいい機会だと思います。

送迎バスが花巻空港駅からでるそうです。運行時間をみると土日とまりがけで行く方向けのようですね。一日目のブログラムも文化祭+交流会な感じで楽しそう。宿泊も心配なさそう。

これ、5年目だから来てみたいと言ってた方にピッタリだと思いました。
やっぱり、今だから行ってみたいという方、少なからずいるんです。

興味をもって頂いてありがたいなーと思う一方で、どう案内したものか悩む所でもあるんです。だって一生懸命がれき撤去のボランティアをした現場は、土盛りの土の下になっていていまは近づく事もできません。あのころお茶っこしたり、お花を植えたりした人達はいま元気にしているか、、、ふらりと行ってもなかなか会う事は難しいのです。

ふらりときて、よかったなあ、でもまだまだ大変なんだな、でも頑張ってるんだなって思って帰れる、安心して遊びに来れる、貴重な機会だと思います。ぜひ。

盛岡在住のアニメ監督、寺田和男さんの絵コンテ講座でした!

今日は、盛岡在住のアニメ監督、寺田和男さんの絵コンテ講座でした!

まず、これまでの絵コンテを見せて頂いたのですが
この時点でもう、絵本か漫画かってくらいしっかりがっつり書き込んであるんです。

www.tbs.co.jp

ディズニーならここからすぐに、一こまずつ写真にとって動画にして
音楽と音声が入り、白黒の漫画が紙芝居のように進行するアニメが
半分完成品としてすぐに試写が行われます。

日本では絵コンテを見ながら絵を描き、アニメにして最後に音楽と音声をいれていきます。

見せて頂いたのが、FLAGというアニメ。
FLAG OFFICIAL SITE
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こちらは,アニメを作ってからそれに合わせて作曲をしたのだそう。
しろうとですので何気なくみて、すごい迫力だなぁーと感心するだけですが
ホームビデオで撮影した感じを再現するために、ふつうにアニメを作ってから
手ぶれ感を入れたり、画面に雨だれをいれてそれがじわっと流れていく様子
風の音、呼吸の音、それにヘリコプターが急行下して去っていく音と何種類もの音を重ねていく様子
スカートのはためき、姿勢や振り向き方でその人らしさを表現している

・・・などなど、作った方の解説でみると
熱意と熱意のガチンコ勝負で作りあげていたんだと思うばかりです。

寺田さん、シナリオをわたされると頭の中で
「ブゥーン・・・ウウーン・・・プオーン
バリバリバリ、ダダダダダダーン!!!!」と
音が展開するのだそうです。それを絵コンテに起こしていると。

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Works of Kazuo Terada - Animation Director


人のいないシーンで,カットとリズムで見せるシーンが好き。

シナリオも何度も練って練りまくる。
あれって思う謎掛けをして、最後の最後に種明かしをする。
それで最初からまたみたいきにさせる。

命がけで作っている。
だから、いい映像、いい音でみてほしい。

真剣にやっているから、いつも人とぶつかる。
でも相手もそうだから存分にやりあう!

アニメは常にチームワーク。
10やろうとしたら、1できたらいい。
それがわかってから、怒らなくなった。

盛岡に帰って来て、ここで頑張っている子達と話すようになった。
おまえのかわりはいるんだって、頑張っている子をバカにする奴がいる。
だけど,そんな奴はけっとばせ!!!
おまえのかわりはいるんだって、それはこっちのセリフだ!

アイスクリームが好きだ。
これが美味しいって事を知って死ぬのと、知らないで死ぬなら
最後にどうしても食べられなくて悶絶したとしても、知って死にたい。
10楽しい事を知ったら、10地獄を知ることになる。
きっと死ぬ時はめちゃくちゃに悶え苦しむ。だけどそれがいい。

アップルシードのデュナン・ナッツがかっこいい。
未来はだめだと諦めている年寄り相手に
「自分たちの未来は自分たちで作るんだ!」と叫ぶ。そうしたい。

いやー面白かったです!!!
次回は絵コンテかいていきましょう♪

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落ち込んでるときは、歌おう。

「落ち込んでるときは、歌おう。自信がないときは、力強く話そう。先が見えないときは、言葉で自分の道を切り開こう」

ひとりのおばあちゃんの顔が浮かびました。

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ある日、この方の所をたずねていくと、楽しそうな歌声が聞こえてきました。
歌っているのでいる筈なのですが,何回ピンポンしても出てきません。

仕方ないので帰ろうとすると、近所の方が親切によびかけてくれました。
庭のほうから!!!
がらがらっとあけて「おうーい、ばあちゃん!!!」
ぎょぎょっとしてると、こういう時は遠慮すんなと教えてくれました(汗)
耳が遠い上、いつも歌っているのでこうせねば通じねんだとの事。

お話を聞くと,人生こんなに大変な事が次から次へとやって来る事が本当にあるのか・・・その上ようやく落ち着いて暮らせるようになった矢先の津波です。人生かけて築いた家と仕事を流されたのだそうです。

もう仕事ができる歳じゃないし、手も動かなくて縫い物もできなくなって、お料理もだんだんできなくなってと、どんどん何にもできなくなっているけれど、歌う事はできる。だから歌っているんだよとおっしゃっていました。



自分を変える1つの習慣

自分を変える1つの習慣

いわてにきたら、田舎のちっちゃい美容室にいってみましょう(^^♪

大槌町にいくたび、いつもお世話になっている美容室があります。
その名は「美容室チャーミー」

この日もさっそく寝癖をなおして頂きました(笑)


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2013年夏の調査。
あまりの暑さに、学生ともどもぐったりしていました。
たまたま、立ち寄った美容室であんまりぐんにゃりしていたらしく
「いいから、休んでいきなさい!」とありがたいお言葉。

ぞろぞろと5人も休ませて頂いたのでした。
熱射病になりかけていた子もいて本当に助かりました。


その上、汗だくだくだった頭をシャンプーまでして頂いたんです!
この世の天国です!!!

そしてさらにカットまで(笑)

「首元サッパリして涼しくってかわいくしましょう(^^♪」

えーまじで!と思いましたが、せっかくなのでバッサリカットして頂きました。

それ以来、近くに行くたび毎回よらせて頂いております。


ここは本当に「サロン」です。
岩手の美容室が面白いのは、とくに美容をしなくてもおしゃべりしに来る人がいること!
(東京だとありえないです!)
地域社会をつなぐ役割を担っているんですね。

場所は街なかから離れた、大きな仮設団地の中にある小さな商店街の中にあります。
はじめてから2、3年は大忙しだったそうですが、
仮設から出る人が増えるにつれて、お客さんが減ってきているそう。
今は一日にひとりも来ない日もあるそうです。

そのうちもっと減ってしまったら続けられなくなるんじゃないかと心配ですが
ここに人がいる限り、できるだけ営業つづけるよっておっしゃっていました。

岩手には、ちっちゃいカワイイ美容室がたくさんあります。
ちょっとお茶する感覚で立ち寄って、いろんな話を聞きながら寝ぐせを直してもらう。

これ、最高にたのしい時間です。
おためしください^^

もうすぐ5年目のボランティア。いまだからこそ。

だんだんに災害公営住宅ができ、家が建ち、出て行く人がいて。
仮設住宅には空き家が目立つようになってきました。
とはいえ、半分以上の仮設住宅がそのままです。

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いまボランティアに来て頂けるとしたら、、、大歓迎です。
ほんとうに少なくなりましたから。。。

もしお願いできるとしたら、傾聴ボランティアに来てほしいです。

ただ、うんうんって話を聞くだけですが、これが今一番必要だと思うんです。
ここの所、調査にいくと、いつも時間通りに終われないのです。
もっと話をきいてほしい、さみしい、帰らないでという声をききます。
でも私ひとりじゃ焼け石に水です。

人に話を聞いてもらうと、孤独がいやされ、自分の事をたいせつに考える事が自然に出来るようになります。生活に問題を抱えていたとして、それを誰かに話すことで気持ちが前向きになり、答えが見つかる事もあります。

ちょっと調べてみましたが、岩手ですぐに受け入れをしている所はないようです。
人の話を聞くなんて誰でもできるさと思えばところがどっこい。

 安心して話せる雰囲気をつくり、相づちをうち、間をとる。辛い話を受け止めつつ、聞き手の心まで傷つかないようにする。ネガティブな話を否定しない、プライバシーを守る。その上で、どんな方向性で行くかガイドラインを決めお互いにフォローし合うようにする。思ったよりハードルは高いですが、どこかで研修を受けてきて頂ければ、一生の財産になる事と思います。

 もう一つは「足湯」です。助け合いジャパンさんのボランティアツアー・ボラバス募集状況にもありました。これもリラックスしてお話をきくのがメインですので、いいんじゃないかなーと思います。

ボランティアツアー・ボラバス募集状況
http://tasukeaijapan.jp/?page_id=3813

津軽海峡冬景色〜あったかいんだからぁ〜

さてさて、北海道から岩手へ!
今回は札幌ー盛岡なかよし切符のお世話になりました^^

www.iwate-kenpokubus.co.jp

この切符、安いのはなにより、船にのれるんです♪
津軽海峡冬景色〜♪♪♪

札幌駅21時発室蘭行きのバスにのり、室蘭港へ。
乗船手続き。船の場合どこから乗ってどこへ行くのかの台帳に書いていく必要があります。

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さて乗船!!!

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今回はゆっくり眠りたかったので寝台席をとりました。
+2500円です。和室は雑魚寝で宴会をしている方々がいます。
うう、体力があればまざるのですが!

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出航までしばし船内探検です!
車が乗り込むのがなんだか面白くてずっと見ていました。

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キャッチボールをしたらスリリングで楽しそうです!

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ボォーーー
ボォーーー

大きな汽笛がなると出航です。

さよなら皆さん!!!
写真には写っていませんが・・・

手をふってくれています。

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さーよなーらあなたあー♪

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さて、ぐっすり眠って朝です。
朝日の時間に甲板にでたのですが、残念、くもり。
オレンジの雲が美しい。

ざぶんと朝風呂をたのしむ。
大波で船が揺れるとお風呂の水面もざぶーんとなるのがなんか面白い。

海を見ながらおにぎりとお茶で簡単な朝食。

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7時半、八戸港につきました。

ここからまた、バスにのって盛岡へ。
日曜日なら朝市によって海幸山幸楽しむ所です。

急ぎの時は新幹線を使います。
8時45分に盛岡駅につくので、なんと朝一の会議に間にあうという訳。
北海道新幹線の強力なライバルはじつはこれなのではないでしょうか?