プチ冒険。歩けるとこまで行ってみよう♪
今日は天気がいいので散歩にでかけることにしました。
以前からきになっていたこの看板。
高松の池から「新奥のほそ道」四十四ダムまで約12キロ。
いってみましょう!
新緑の風が気持ちいい。ござを広げて昼寝を楽しむ人、ビールをのむひと、ゆったり散歩する人、池の端にはアイスクリームや焼きそばの屋台がでていていい感じ。鳥が楽しそうにさえずっています。
歩くってたのしい♪
実は半年前に膝を痛くして、5分も歩くともう限界だったのです。一軒目のお医者さんは「運動はしないでくださいね。」ということでしたが、どうしても歩きたい!運動が得意な友人に片っ端から聞いて、膝を痛めたが復帰できたという方が通っていた病院に行きました。
「膝を痛めた欠片が皿の中で悪さをしている。あまり酷ければ人工関節だけれど、まずは膝周りの筋肉を鍛えて補強しましょう。ある程度鍛えていつも通り運動して、痛くなったら止める。これを繰り返して徐々に良くなるのを待ちましょう」
目の前がパーッと明るくなりました。よーし筋トレだ!
冬の間、ゴムを引っ張ったり、ジムに通ったりいろいろ試してみた結果、ヨガが自分にはあっていたみたいです。いつも痛くてだるかった膝が、だんだんスッキリしてきました。でも長く歩くのが怖かったのです。
だけれど、先日、ばあちゃん(94)のお見舞いに行ったら
「もっと山に登りたかった・・・」
「もっと沢山あそびたかった・・・」
「もっと外国に行きたかった・・・」
しきりにそう言うんです。
しっちゃかめっちゃかで、でもマトモになろうとして、でも全然うまくいかなくて・・・私もひょっとしたら。毎日必死でマトモになろうとして何にもなれず、いつの間に(94)になる?心臓がドキドキしました。歩こう。ちょっとずつでも。
そんなわけで。今日は「膝が痛くなったら帰る」というルールでレッツゴーです^^
15分ほどで釣り堀前の看板へ。
高松の競馬場はいまはもうないので、古い看板なんでしょうね。釣り堀横の小径を歩いていくと、んん?なんかちょっと違う・・・?yの字の左を進みましたが、一旦戻って右側の道を行くとありました!
こっちの道だったようです。実はわたし方向音痴には自信があるんですね。でも今日はナビを見ないで行きます。その方が楽しそうじゃない?
ふつうの住宅街のなんてことない道。
こっちでいいのかなーと思いながら歩いて行くと、りんごの花が満開の丘が。桜とはまた違ったかわいさです。ぐりとぐらとか、ヘンゼルとグレーテルとか出てきそう。
丘をてくてく登って行く。足はぐいぐい登れて故障前より筋力UPしたかもー!と思ったら。左の膝にチクっと痛みがはいりました。歩き始めて30分目。かなり良くなってきています。
80才でエベレストを登頂した三浦雄一郎さんは「老人の半日仕事」といって午前中2時間歩いて、午後はお茶したり昼寝したり読書したり、のんびり登ったのだそうです。
- 作者: 三浦雄一郎
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2013/07/20
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あちこちガタが来て心臓から何から手術している体ですが、今は今として無理せず力を最大に引き出してエベレストを登って行く。ネパールのことを知りたくて読んだのですが、そのやり方ならまた山に登れると思いました。読んでいるうちにエベレストに登りたくなってきました。数年して落ち着いたら必ず!
坂の上で、右まわりと左まわりに分岐していました。さてどちらに・・・と思ったそのとき、左からカーンと野球の音が聞こえてきました。よし左だ。
先に進むと4車線の車道とやや平行してトトロがでそうな細い道が。歩くにいいのはこっちかな。
さらにもっと細い道に。そしてもっと細い道に。もういちど丘を登りきるとてっぺんから野球場が見えました。あってた!左の膝が時々チクっとします。それをかばって右あし前側の筋肉が貼ってきました。ううむ。
丘を下って道なりに進むと、高松小学校前のバス通りに出ました。ここを渡ってもう少し先に進むかと思いましたが、今日はここから帰りましょう。
帰りになんだかいい感じのコーヒー屋さんを見つけて休みました。
「響」といいます。前にもいい店があると聞いた事がありました。ここだったのか。
噂にたがわず、丁寧にドリップされたコーヒーはナッツやフルーツやお日様の香りがなめらか。暖炉があり、オーディオに凝っている「趣味の店」。こういう店を開けたら幸せだなあ。
書棚にあった本を拝借。これまた面白くて読み切ってしまう。魚釣りとそれをいかに美味しく頂くか・・・趣味の極み。
- 作者: 盛川宏
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1995/08
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プチ冒険、いいものですね。楽しかったです♪