東北発の震災論

今日は東京に向かっています。

 
盛岡では青森からきたハヤテと秋田からきたこまちがドッキング。
 
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そしてほぼ満席でした。
おとなりのおばちゃん達が、昔話みたいに現代の話コさすんのを、おもしぇーなーと思いながら、この本を読んでいました。

 

東北発の震災論: 周辺から広域システムを考える (ちくま新書)

東北発の震災論: 周辺から広域システムを考える (ちくま新書)

 

 

 

震災の時に野田村で弘前の方とお会いしました。ボランティアできた、弘前は野田村を応援することに決めたんだと聞いて、すごいなあ、徹底してるなあと思ったことを思い出しました。
 
この本を立ち読みして、そのきっかけとなったのが、この本の著者だとしってなんだかうれしい気持ちになりました。
 
読んでみると、すごくいい事が書いてありました。
 
東京の人は地方がぜんぜん見えていない。それがわかれば…!
 
私も東京に住んでいたときは、地方からこんなに人がやってきているのにぜんぜん気がつきませんでした。
 
そうして作り出したコンテンツが日本全国に行き渡ります。地方にきてそれが着地します。
 
だけれど、ぜんぜん分からない人が作ったものなので、なんだかピタッと合わないんです。なのに、東京から来たもんだ〜カッコイイ〜と無理して使うんですね。
 
 
おまつりに現れる東北の元気いっぱいで楽天的なあの感じ。あれが本来の姿なのでしょう。
 
そうして作り上げた東京のためのシステムの復興が、自分達の復興より優先されて進んでいる。だから何もかも遅いんだというわけです。
 
遠慮せず、自分達の力で、自分達のために復興してしまえばいいのに!
 
ちょっと長い本ですが、ぜひ読んでみてください。なかなか刺激的な内容でした。