大雪の湘南でパブリックヘルスを考えてみました。

今日は記録的な大雪の中東京へ、そして湘南に行ってきました。
 
ついたらもう、こんな感じ!
膝まで雪に埋もれながら歩きました。
 
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めったに雪の降らないところなので、除雪車なんてありません。
スタッドレスも余程山好きでないと履きません。

駅前のスズメもモコモコになっていました^^

 

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流通はほぼストップ。
それでも、ゆっくりですが電車もバスも動いていました。
 
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海はもう、神々しいくらい。
サーファー達が果敢に波に挑んでいました。
 
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夕方、一番目と同じ道を通りました。
なんと除雪されていたんです!
きっとこれ、手作業ですよ・・・
 
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ちょうど今読んでいたのが、パブリックヘルスの本でした。
日本はなぜ、世界的に見ても寿命がたいへん長く、しかし最近になって下降気味なのかを解説した本です。
 

 

命というものは、ほんの些細なことで失われてしまうものです。

健康だって簡単なことで損なわれてしまいます。

 

ということは・・・

 

ある社会が平均的に見て長寿であるという場合、社会的構造が何重にも働いていて、些細なことを防いでいると考えられます。パブリックヘルスは、その構造がなんなのかを解き明かす学問といえます。

 

写真の坂道を考えてみます。

膝まで雪がつもっても、ここでは除雪車がくることはありません。

きっと近所の方が助け合って、手作業で除雪をしたのだと思います。

ここを昼間、おばあさんがよたよたと歩いているのを見ました。

「大丈夫?」「大変な雪だねえ!」と、声をかけらながら笑顔で歩いていきます。

見守っている人がいます。転んだら飛んできそうな顔をしています。

おばあさんが無事、坂をくだりきりました。私もほっとしました。

 

もし、おばあさんにだれも声をかけなかったら?

緊張のまま、焦りながら下って行ったら?

転んだ時だれも無視をしてしまう土地柄だったら?

転んで大けがをして、雪のため救急車が上がってこれなかったら?

 

ソーシャルキャピタルがゼロの社会だと、たちまちこのおばあさんは命の危険にさらされてしまうわけです・・・!

 

日本人が世界的に見ておどろくほど長寿な理由は、こういう事なんだそうです。

そして、最近10年間で平均寿命が下がっているのも、こういう力がだんだんに失われているからなんだそうです。

 

健康で幸せで長生きするためには、地域社会もハッピーにする必要があるんですね。

んで、それには。10年に1回雪かきするとか、おばあさんがリラックスして坂をくだれるよう声をかけるとか、ほんとにちょっとした事でいいのだそうです^^

 

というわけで!

健康で幸せで長生きするために、雪かきしてまいります!